Kくんのふうせん屋さん
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梅雨の時期になりましたね。
川本は田んぼに水が入ってカエルの大合唱♪の時期です。
今回のキャリ活コラムは
5月28日に三原まちづくりセンターで開催された「まちセンマルシェ」の様子をとりあげたいと思います。
★三原まちづくりセンター
Instagram
@miharamachisen
私は、友だちと運営している子育てサポートサークル「えっとね」として
すぐ小さくなってしまう子ども服のリサイクルや幼児が遊べるコーナーを担当しました。
「えっとね」は、お母さん4人の中心メンバーで0歳~小2までの子どもがいます。
今回「まちセンマルシェ」では
メンバーのお子さん、
小2のKくんが「ふうせん屋さん」に初めてチャレンジしてくれました。
- バルーンで作った弓矢や剣、魔法のステッキなどの販売
- Kくんがいる時に作り方も教えるよ!
という内容で、1日がんばってくれました。
とはいえ、初めてのチャレンジ
当日、アクシデントがたくさん。
例えば…
①たくさん作って準備してくれたバルーン達
どれが商品か分からず、勝手に持ち帰られてしまう。
②ふうせんを膨らませる空気入れを失くす。
③終了間際にたくさんの在庫!
①~③の課題を
Kくんはどうやって解決したのでしょうか。
★その1
Kくん、自分の親や大人に相談します。
→アドバイスを実行!
値札を増やしたり、なるべくお店の回りにいる。
★その2
お友だちを巻き込みます。
→店番を協力してもらったり、失くしものを一緒に見つける、在庫も値下げして友だちと一緒に大きな声で呼びかけ。
全部の出来事は把握できていませんが、他にもいろいろなアクシデントがあったかもしれません。
それでも、Kくんは最後まで、やりきりました。
自分で考えて、実際にやって、
当日もうまく行かないことがあっても考えながら、友だちと一緒に販売しやりとげる。
こんな経験が学校以外の地域で、
チャレンジできることはとても有意義なことだと思います。
なぜなら
「社会人基礎力を鍛えまくり!」だからです。
今回のテーマは「社会人基礎力」
「社会人基礎力」という言葉を聞いたことがありますか?
社会人基礎力は、経済産業省が2006年に提唱した「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のことで
2018年に「人生100年時代の社会人基礎力」と新たに定義もされています。
★詳しくはこちら
「社会人基礎力」は3つの能力と12の能力要素で構成されています。
3つの能力とは
- 前に踏み出す力
- 考え抜く力
- チームで働く力
です。能力要素と一緒に解説しますと…
●前に踏み出す力
一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力のことで、自分に対しての力とも言えます。
- 主体性
物事に進んで取り組む力 - 働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力 - 実行力
目的を設定して確実に実行する力
失敗を恐れず、粘り強く取り組む姿勢も含みます。
●考え抜く力
疑問を持ち、考え抜く力のことで、課題に対しての力とも言えます。
- 課題発見力
現状を分析し、目的や課題を明らかにする力
目標に向かって、自分から問題を解明し、提案していく力のことです。 - 創造力
新しい価値を生み出す力
これまでの考えにとらわれず、考え抜く力です。 - 計画力
課題解決に向けたプロセスを明らかにして準備する力。
解決に向けた複数のプロセスを明確にし、その中で最善のものは何かを見つけて、それに向けて準備することです。
●チームで働く力
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力のことで、相手に対しての力とも言えます。
- 発信力
自分の意見を分かりやすく伝える力
自分の意見を整理した上で、相手に理解してもらえるように伝えることです。 - 傾聴力
相手の意見や話を丁寧に聴く力
相手が話しやすい環境を作り、適切なタイミングで質問するなど丁寧に寄り添う力です。 - 柔軟性
意見の違いや、立場の違いを理解する力
自分の中にあるやり方や考えに偏り過ぎず、相手の意見などを尊重して柔軟に理解することです。 - 情況把握力
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解し把握する力
チームで仕事をするとき、自分がどのような役割を果たすことができるか把握することです。 - 規律性
規律性は、社会のルールや人との約束を守る力 - ストレスコントロール力
ストレスを感じることがあっても、成長の機会等前向きにとらえたり、自分を責めすぎない力などです。
Kくんの話を振り返ると
●前に踏み出す力
主体性…バルーン屋さんするぞ!
働きかけ力…困った時、友だちに助けてもらう
実行力…バルーン作品をうまく販売できなくても工夫して最後までやり遂げる
こんな感じ。
他の
●考え抜く力
●チームで働く力 は、
読者の方に委ねたいと思います。
Kくんは「社会人基礎力」のことは知りません。
もちろん、鍛えようと思ったわけでもありません。
しかし、子ども時代からの積み重ねが、
社会とのつながり方やキャリア感を育てていき
「社会人基礎力」の土台をつくります。
高校生からは「社会人基礎力」を意識して鍛えられると思います。
川本町には「あそラボ」という場所もあります。
主に中高生の「やってみたい!」を地域で叶えるための活動や居場所です。
放課後や土日等、部活とは別で。
ワイワイ集まっているようですよ。
「まちセンマルシェ」でもボランティアスタッフさんが活躍していました。
★かわもとあそラボ
Instagram
@asolab.k
「やってみたい!」ことをできるチャンスが
実は、すぐそばにあるかもしれません。
私も地域の大人として協力しますよ!
次回は、かねちくさんです。